

寒風吹きすさぶ冬の時期は、暖かい部屋の中で過ごしたいもの。しかし、ときにはその寒さのなかでじっとしていなければならないシーンもあります。
例えば、趣味のバードウォッチング。雪の中、カメラを構えてシャッターチャンスを何時間も待ち続けるようなシーンには、凍てつくような寒さが伴います。
または小さなお子さんがいる場合。雪だるまも作りたいし、アイススケートや釣りにも行きたがるかもしれません。
しかし寒空の下でわが子を見守るのは、なかなか大変なことです。
またラグビーやサッカーなど、屋外でのスポーツ観戦もその一例です。目の前で繰り広げられる試合の臨場感もさることながら、会場のサポーターの中に生まれる特別な一体感は、その場でしか楽しむことができません。ところが応援の熱気とは裏腹に、観客の体温は屋外の寒さによって徐々に奪い取られていきます。
そのような寒さと対峙する必要がある場合、どのような防寒対策を講じればいいのでしょうか?



もっとも現実的な防寒対策として、あたたかい衣服を着用することが挙げられます。ところで暖かい服とは、どのような服のことでしょうか。
たとえば右の写真のようなベンチコート。もともとは試合やレースの前にスポーツ選手のウォーミングアップした身体を冷やさないようにと生まれたウェアです。着丈が長く裏地がボア仕立てになっているため、高い保温力を備えています。


上の写真は厳冬期の凍てつくような寒さのために作られた登山用ダウンジャケットです。生きたままのガチョウからピックアップした羽毛(ダウン)が500グラムも封入されているため、-35℃の超低温のなかでも活動可能。ヒマラヤ登山等にも使われている本格派です。
これらのような防寒ウェアを着用すれば、「保温」による防寒対策はほぼ万全といえるでしょう。しかしながらこれらの重衣料は必然的にかさばるため、持ち運びにくいという側面も存在します。


寒いなかで飲む缶コーヒーが格段においしかった。そんな経験はありませんか? その理由は身体が熱を欲しているから。防寒対策には「暖をとる」ことも重要です。近ごろでは身体が発する水蒸気を吸収して発熱するような、ハイテク素材を用いたインナーウェアも手に入りやすくなりました。
忘れてはならないのがカイロの存在です。主流である使い捨てタイプのほかに、最近では繰り返し使える充電式カイロも見かけるようになりました。ポケットに収まるコンパクトサイズですが、その働きは侮れません。
ただし、シチュエーションによっては温かさを感じ取れなかったり、場合によっては低温やけどの原因になったりすることもあります。
冬場シャワーを浴びているとき、背中側の首の付け根あたりに熱めのシャワーを当てておくと、風呂場を出たあともしばらくポカポカします。ここを温めると体の隅々まで温まった血を送り届けることができ、代謝が一気に高まるためです。また肩こりの軽減や、神経をリラックスさせるのにも効果を発揮します。
カーボンファイバー(炭素繊維)の布状極薄ヒーターをベスト内部の背中に内蔵したアメリカ・ベンチャー社のヒートベストなら、外にいながらにして効率的に暖をとることが可能です。電気の力で発熱するため、軽量なアウターを一枚加えるだけで十分な防寒性能を発揮します。街着としても何ら違和感のないシンプルなデザインも魅力的です。
これさえあれば極寒のなかでも快適に過ごすことができる、画期的な防寒ウェアです。

