


お寺で説法を聞く時にお坊さんが座られている場所が「高座」。お寺の本堂のなかには高座があります。そしてもうひとつ一般の人にもっと馴染み深い「高座」といえば、寄席の席です。
西福寺はこのふたつの「高座」が共存している場所。説法も行われれば、寄席も行われるのです。その寄席とは、2か月に一度行われている世田谷落語会。お寺で落語が聴けるチャンスが隔月であるだなんて、なんだかとても親しみが湧いてきます。本堂やお庭はきれいにととのえられており、春には藤や牡丹が見ごろとなる西福寺。世田谷区赤堤周辺でも入りやすいお寺のひとつです。





西福寺にて奇数月に世田谷落語会を開いているのは噺家の三遊亭栄楽さん。なんと、神官の資格をもっている噺家さんです。以前、赤堤に住んでいた栄楽さんは、近辺で寄席の開催場所を探していました。すると、神官として六所神社にお勤めされていた先輩がきっかけで神社の場所を借りれることになり、ここから現在の世田谷落語会はスタートしました。その後、六所神社と関係の深い西福寺に場所を移し、現在では西福寺での開催が定例となっています。
例えば夏には怪談噺を3連発にしてシリーズとして毎年展開したりと、季節を感じやすい演目が聞けるのもこの落語会の魅力。夏にお寺で聞く怪談なんて、ちょっとそそられるものがありますね。もともとお坊さんが落語の元となるようなお話をたくさん書かれていることもあり、実はお寺と落語の関係は深いもの。栄楽さんの落語会が西福寺に定着したのも単なる偶然ではないかもしれません。
2009年3月8日には記念すべき第100回を迎える世田谷落語会。普段お寺になかなか入る機会が無い人も、こんな楽しいきっかけがあれば入りやすくなりますね。


はじめは六所神社で行われていた
世田谷落語会。
世田谷区は、神社もお寺もとても近いです。
総代の方が同じだったりもします。
神様や仏様に見守られて安心して笑って居られる場所がある。なんだか安心します。


境内には、1月は梅、春先には藤棚に白と紫、2色の藤が咲き乱れます。牡丹の見ごろは毎年ゴールデンウィーク頃まで。お見逃しなく。



「意外だらけ」に出逢えます...
- 誰かに教えたくなる この静けさ

西福寺
住所:東京都世田谷区赤堤3-28-29
問:03-3321-6546
真言宗豊山派の1500年代に創始したお寺。世田谷区指定の文化財がふたつありますが、いずれも非公開
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価格:1,260円(税込)
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